DVDで映画『未来世紀ブラジル』を見ました。
以前に見た『12モンキーズ』と同じ
テリー・ギリアム監督の映画です。
1985年の映画ということで、
自分が小学校に入るかは入らないかくらいの頃の
古い映画です。そのためか、
未来世紀という設定が凄く滑稽でおもしろい。
朝起きるとトースターのパンがぴょんって飛んで
お皿の上に乗ったり、部屋の壁が変に動き回ったり。
コンピュータのキーボードがタイプライターだし、
電話が上手く説明できないけど、
ダイヤルでもプッシュホンでもなく、
穴がたくさんあって、プラグを差し込むとかかる。^^;
きっとこれが当時思いつく未来の姿だったんでしょうね。
内容はSFなんですが、これまた説明が難しい…。
ただ、いわゆる情報社会を批判した映画であることは確か。
当時の情報社会とは書類管理主義のようなもので、
人為的ではあるものの、非常に統制された社会。
これに反抗するダクト修理工ハリーや女性ジル、
そして主人公のラウリーが動き回るんですが、
意味不明なことにラウリーは恋に浮かれた
ただの阿呆にしか見えない。^^;
全体を通して突っ込みどころが多く、
苦笑いしながら見れる映画です。
が、ちょっと完成度が低い。
奇を狙った感じが一部に受けるんだろうけど、
ストーリーも演出もメッセージ性も映像も衣装も
全体的に中途半端で、個人的にはちょっと理解不能でした。
おもしろくなくはないです。