映画『おくりびと』 | 00:32 |
以前より気になっていた映画
『おくりびと』を見てきました。
この映画、多くの人に見てほしいです。
ひょんなことから納棺師となった主人公が
さまざまな死と出会い、愛情を育んでいく感動作。
納棺師とは死人の身体を拭き、服を着替えさせ、
お化粧をし、納棺までしてくれる人のこと。
そこには最後のお別れを晴れやかな姿でさせてあげたいという
優しい気持ちが込められている。
140分という少し長めの映画のはずが、
どっぷりつかってしまい、あっという間でした。
そして改めて「死」というものについて考えさせられました。
この映画は現実離れしだした「死」という現実を
人々のもとに引き戻そうとしてくれています。
人は誰もが死ぬ。けど実際「死」って何?
「死」ってそんなに悲しいの?というような
現代人が忘れかけているものに、
そっと息を吹きかけてくれます。
この映画を見て思ったことは、
あまりにも重い「死」という現実を
自分は受け止めきれないかもしれない、
けど、だからこそできるだけ自分の命も人の命も
大切にして生きてゆきたい、ということ。
そしてどんな思想が慰めてくれようと、
「死」とはやはり悲しいものであるということ。
劇中で、死人に毎日触れる主人公を
「汚らわしい」と非難するシーンがあるんですが、
凄く分かるんだけど、凄く考えさせられる。
きっとまだ自分の中にも「死」に対する偏見が
渦巻いているせいだろうけど、難しいですよね。
この映画を見て、少しでも多くの人が「死」について考え、
少しでも多くの人が「命」を大切に考えるようになれば、
少しずつ世界が変わるかもしれない、なんて思いました。
きっと大切な人をもっと大切にしたいと思える映画です。
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