2人の天才バイオリニストを子にもつ五嶋節さんが
松本に講演会に来るというので、先日母親と応募したところ、
ふたりとも抽選に入ったので、聞きに行ってきました。
五嶋節さん。五嶋龍くんのドキュメンタリー番組
「オデッセイ」に出ていたあのお母さんですよ。^^
前から3列目ぐらいの席だったので、
はっきりとその顔も表情も見ることができました。
で、今回のテーマは「子育て奮闘記」。
といってもテレビのままの節さん節でおもしろい!
ホントによく喋る。(笑)関西弁がまたいい。
けど、凄く共感できることが多くて、
あの龍くんのお母さんだけあって、
興味深いなぁと感心しました。
その中で言ってた子育てのポイント。
・子供には母親が上であることを分からしめること。
・母は父の代弁者でもあると思わせること。
・子供を躾けるのは母親であり、学校の先生はその役割じゃないと自覚すること。
・本当のゆとり教育は縛ること。芸術やスポーツをさせ、厳しく育てる。もちろん遊ばせるときは思いっきり遊ばせるが。
・子供は寝る前に褒めること。(節さんはいつも寝顔に向かって「本当にいい子」と褒めていたが、子供にそれが伝わらなかったことがショックだったから、だとか。笑)
それ以外にも色々言ってたと思うけど、ちょっと忘れてしまった…。
それにしても世界中を回っているだけあって、
話のネタも次から次へと出てくるし、
政治ネタ、宗教ネタ、人種ネタ、いじめネタ、等すべておもしろい。
いじめの問題については、
「いじめのない社会なんて見たことない。
子供の頃のいじめなんて大人になる前の予行練習みたいなものだ。
兄弟喧嘩はいじめと言わず、なぜ他人との喧嘩はいじめと言うのか。
両親は子供の前で夫婦喧嘩をして、喧嘩の仕方を教えた方がいい。(手を出すのではなく、できるだけdiscussionになるように)」
なんてことを言ってた。
また「自殺=自分を殺すこと=犯罪者という教育を親がきちんと子供に教えなきゃいけない。」ということも言う。
ところどころで過激なことを言うから、
脇でマネージャーがひやひやしてたみたいだけど、
言ってることは間違ってないなぁ、なんて思いましたよ。
世界的に活躍する親子でありながら、
話を聞くと案外昔ながらの信念を貫いている。
基本consevativeな面がありながらも、
柔軟な発想で今の時代にもしっかり順応している。
やっぱそういうのが大事なんですねぇ。
それにしても、うちの親もそうだけど、
母親ってのは凄い存在ですよねぇ。