ふと、自分の「居場所」について考えてみる。
今の会社に入って4年弱。
入社当時は周りから「いつやめるの?」「転職先決まった?」
と、毎日言われ、後で分かったが、
経歴・学歴的にこの会社じゃもったいないと思ってくれていたらしい。
新米の自分にとって、そこがいい環境だったか、
ていうと、決してそうとは言えず、
自由ではあったが困難をひとりで切り抜く気力がなければ
やっていけないような状態だった。
当時は新入社員のほとんどが半年もたなかった。
ある時は、部署内のスタッフが
自分ひとりだけになってしまったときもあった。^^;
それを上の人間が問題視しないことに疑問をもったけど、
ていうか、その原因が会社にある、という自覚のないことに驚いてしまったけど、
改めて、会社はひとりの人間で人格を持つと認識させられる。
社長ワンマンの会社であれば社長=会社の人格だし、
総会主体であれば、総会=会社の人格になる。
理想は社員の長所を融合させたものなのかもしれない。
友人に某大手企業(超大手!)に勤めている人がいる。
彼は見た目パンク。ていうか、中身もパンク!(笑)
彫りもんまである一見恐そうなヤツではあるけど、
慶応、早稲田、東大、といった人たちと張り合って、
まんまと入社してしまった。
彼はもともと頭がいいのもあるけれど、
口がうまいし、おもしろい。
彼の活躍ぶりはきっとその会社の人格に
大きな影響を与えている気がする。
まぁ、海外出張とか展示会準備とか忙しそうだけど。
今自分がいる会社ではまあまあいいステータスを与えられ、
頑張ってはいるのだけれど、なんせ会社が小さい。^^;
だから位が上=社会的地位または能力が高い、
ということにはならない。
箱の大きさってのは結構大切で、
島国の鎖国的日本にいる人は、海外に行くとよく分かる。
自分が知る限りでは、日本は世界最大の箱である。
個人的には弁が立つってのは最大の能力だと思う。
よく喋るけど説得力がない、のはダメだし、
僅かな言葉でも人を動かしてしまう、て人は凄いことだと思う。
所謂芸能を持つ人は、言葉以外を以ってこれを得意としている人だけど、
組織では、芸で指導はできないので^^;、
やはり弁でリードできる人が社会的にも有能なんだと思う。
で、今の自分のように20代で頑張れるフィールドがあるってことは
有難いなぁ、とは思うけど、箱が小さいことで、
目標とするものや人が絶対的に少ないことに対しては、
今後の不安が残る。
人生の先輩である人達が、とても理にかなわないことを言ってたり
権力に任せて強引なことをやっているのを見ると、
自分の居場所に情けなさを感じるし、遣り切れない。
結婚して安定した暮らしを、て考えると
今のままがいいのかもしれないけど、
どうも自分の性分に合わないんだよね。^^
自分の居場所ってのはいくらでも変えられるんだけど、
いい箱選びってのはホント難しい。
この田舎にはないんじゃないかな・・・。^^;
今の居場所が今のところ一番自分に合っているんだけれど、
自分の理想はもっとずっと先にあるんだよなぁ。^^
それがもどかしい。
とりあえず身近に尊敬できる人、目標となる人が欲しいよね。
出逢いも自分次第なのかもしれないけどさ。